わたしが、初めて自分が少し大人になったと思ったのは、10歳のときでした。とてもうれしかったことを今でもよく覚えています。
10歳になるまで、わたしは毎年、姉と一緒に両親の誕生日プレゼントを選んでいました。しかし10歳になって、母の誕生日プレゼントについて姉と話しているとき、姉が「今年は一人で選んでみる?」と言いました。わたしはびっくりしましたが、少し考えてから「うん。」と答えました。そして、プレゼントを選びに、一人で本屋に行ったり、花屋に行ったりしました。
母の誕生日の前の日曜日に、わたしはスーパーに行って、ハンカチを一枚買いました。母の好きな花の絵がかいてあるハンカチでした。母が喜んでくれるかどうか心配でしたが、母はハンカチを見て「とてもきれいね。ありがとう。」と言いました。わたしはとても安心しました。姉もにこにこしながら、「よかったね。」と言ってくれました。
もう子どもじゃないと思ったときの思い出です。